市ヶ谷ひもろぎクリニックと東京有明医療大学が共同研究している双極性障害に対する鍼治療に関する症例報告が、英文論文として海外の医学ジャーナルに掲載されました。

英文タイトル：Acupuncture for the Treatment of Depression and Physical Symptoms in Chronic Bipolar Disorder: A Case Report

和訳：双極性障害の慢性うつ状態と身体症状に対する鍼治療：症例報告

鍼治療は非薬物療法として有用な選択肢となる可能性

市ヶ谷ひもろぎクリニックと東京有明医療大学が共同研究している双極性障害に対する鍼治療に関する症例報告が、Clinical Medicine Insights: Case Reportsという海外の医学ジャーナルに英文論文として掲載されました。

双極性障害（BD）の主な治療法は薬物療法ですが、薬物療法だけでBDに関連する多様な症状に対処するのは困難です。今回、標準的な薬物療法では改善しなかった慢性的なうつ状態と複数の身体症状を有するBD患者への鍼治療の治療効果について報告。具体的な症例を報告したうえで、取り上げた症例への鍼治療は、BD2型に関連する精神的・身体的症状の改善に効果的であり、鍼治療は非薬物療法として、BD関連症状を治療するための有用な選択肢となる可能性があると結論づけています。

渡部芳徳先生の論文が医学雑誌『臨床精神薬理』Vol.23,No.11.2020「特集　新規抗うつ薬Vortioxetine」に掲載されました。

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