「パーソナリティ障害」かもしれません

personality_disorder うつや不安を訴える、キレる、家庭内暴力、
リストカットをする、薬物を乱用する、依存する…。
もしかしたら
「パーソナリティ障害」
かもしれません。
うつや不安を訴える、キレる、家庭内暴力、
リストカットをする、薬物を乱用する、依存する…。
もしかしたら
「パーソナリティ障害」
かもしれません。

「パーソナリティ障害」かもしれません。

 「その人らしさ」が原因で日常生活に支障が出ているようであれば、「パーソナリティ障害」が疑われます。
市ヶ谷ひもろぎクリニックの牛島定信医師は、パーソナリティ障害の専門医が少なかった時代から臨床に携わっているパーソナリティ障害のスペシャリストです。ぜひご相談ください。

パーソナリティとは…
「その人らしさ」

パーソナリティ障害は、ものの捉え方や考え、感情、衝動コントロール、対人関係といった広い範囲のパーソナリティ機能に偏りがあり、それによって周囲に迷惑をかけたり、危害を加えたり、自分自身を苦しめたりして、社会生活に支障をきたす障害です。

パーソナリティ障害の「パーソナリティ」とは、直訳である「人格」とは少しニュアンスが異なります。性格や気質、人柄といった意味であり、「その人らしさ」を指します。人づきあいのいい人、怒りっぽい人、自己中心的な人、神経質な人…。人にはそれぞれ、さまざまな「パーソナリティ」があるわけです。

共通している特徴は3つ

もし「そのパーソナリティのせいで、日常生活に支障が出ている」なら、パーソナリティ障害が疑われます。アメリカ精神医学会による『DSM‐5』では、パーソナリティ障害を10のタイプに分けており、考え方や行動にもそれぞれ違いや特徴があります。ただし、どのタイプであっても、次のような特徴がみられます。

認知、感情、衝動コントロール、対人関係といったパーソナリティ機能の広い領域に、著しい偏りがみられる

発達期から(遅くとも思春期から成人期早期から)その徴候が認められる

その徴候が、家庭や職場などさまざまな場面で見受けら、支障が生じている

治療について

目標は、支障なく生活
できるようになること

パーソナリティ障害は、治療によって改善が期待できる精神疾患であり、治療をせずに自然に治ることはありません。放っておけば悪化する可能性が高いため、早い時期の治療が望ましいといえます。

パーソナリティ障害でいう「治す」とは、例えば性格を正反対に変えて社交的になる、というようなことではありません。いまあるパーソナリティをベースにしながら、社会生活において必要なコミュニケーション能力を身につけ、支障なく生活できるようになることを目標とします。

薬物療法と精神療法で

パーソナリティ障害の治療には、精神療法やカウンセリング、薬物療法、認知行動療法などがあり、これらを患者さまの状態によって、組み合わせて行います。

薬物療法は、現れている苦痛な症状への対処療法であり、根本的な治療には、精神療法やカウンセリングが重要です。精神療法などは効果が現れるまでに時間がかかります。このことを理解し、辛抱強く治療を続けることが大切です。

また、うつ病や双極性障害といった他の精神疾患を合併している場合は、そちらの治療も重要になります。

治療についての3つのポイント

偏りへの気づきが第1歩

患者さまの多くは、心身の異常や社会生活の不便を訴えながらも、それが自分のパーソナリティに原因があるとは考えてもいません。治療の第1歩は、ご自身のパーソナリティの偏りに気づき、理解することです。

積極的に、辛抱強く

パーソナリティ障害の治療は長期に渡ります。短期間で劇的によくなることはありません。「治したい」「治りたい」という治療に対する積極的な気持ちを保ち、辛抱強く治療を続けることが大切です。

医師との信頼関係

効果がなかなか現れないことで医師に対して不信感を抱いてしまったり、逆に、依存心が強く、「先生が治してくれる」と医師に依存して頼り切ってしまう人も。治療には、本人の意思と、医師との信頼関係が重要です。

まずはお電話ください

カウンセリングや家族会などで相談されている方も受診可能です。
また、ご利用に際して疑問や不安、悩みなどお困りのことがある方、まずはお電話ください。
安心して通えるよう、そして、治療に集中できるよう、スタッフ一同、親身になってサポートいたします。