芸能活動の休止を余儀なくされていた清水宏次朗さんを悩ませていた病の正体は「不安障害」だった!今回、市ヶ谷ひもろぎクリニックで渡部芳徳医師が診察。その模様が、2月20日(木)のフジテレビ「直撃!シンソウ坂上」で放送されました。
不安障害は薬物療法にカウンセリング、精神科デイケアの認知行動療法などを組み合わせることで、改善する病です。「もしかしたら自分も…」と思った方は、一度、精神科を受診することをおすすめいたします。
大量に汗をかく、手足が震える、ろれつが回らない…
2月20日放送の「直撃!シンソウ坂上」は「急増中!芸能人夫婦を襲った気になる病SP」と題し、不妊治療を告白したキンタロー。さんと、ある病によって芸能活動の休止を余儀なくされていた清水宏次朗さんが紹介されました。
映画『ビー・バップ・ハイスクール』で、カリスマ的な人気を誇った清水宏次朗さん。清水さんが体の異変に気付いたのは、10年ほど前。あまり汗をかかない体質だったにもかかわらず、寝ている間に髪がびしょびしょになるほど発汗するようになったそうです。以来、体にさまざまな異変があらわれます。清水さんを襲った謎の病の症状は、次のようなものでした。
- 大量の発汗
- 外出を控える
- 手足の震え
- 歩行困難
- 思うように話せない
- 立ち上がれない
- 飲酒量が増えた
謎の病の正体が「不安障害」と判明!
今回、市ヶ谷ひもろぎクリニックでは、渡部芳徳医師による診察を行い、検査を実施。その結果、清水さんの病は「不安障害」と判明したのです。番組では、渡部医師が、「不安障害とはどのような病なのか」を丁寧に解説させていただきました。
長嶋一茂さんやTWICEのミナさんも不安障害
不安障害とは、原因不明の激しい不安感が慢性的に襲い、発汗、息切れ、めまい、手足の震えなどが発作症状としてあらわれ、日常生活に支障をきたしてしまう病気。不安障害には、パニック障害や社交不安障害(あがり症)などがあります。近年、長嶋一茂さんがパニック障害だったことを告白し、昨年、韓国のアイドル歌手TWICEのミナさんも不安障害と診断され、芸能活動の休止を余儀なくされています。不安障害は増えている病といえます。
薬物療法+カウンセリング、精神科デイケアで改善
ただ、不安障害は治る病です。SSRIという特効薬があり、これに精神科デイケア、認知行動療法や運動療法、カウンセリングなどを組み合わせることで、病気は改善します。また、清水さんの場合、アルコールの量が増えてしまっていましたが、これは不安障害に多い症状。治療を行いながら精神科デイケアなどを利用して生活を改善することで、アルコールの量をコントロールすることができるようになるはずです。
今回、番組を見て「もしかしたら自分も…」と思った方は、一度、精神科を受診することをおすすめいたします。