市ヶ谷ひもろぎクリニックでは、11月22日（金）16時から、リワークデイケアの説明会を開催いたします。当リワークデイケアでは、再発せず働き続けられるように、体力や柔軟な思考、基本的な業務遂行能力等の回復・習得・向上を目指したプログラムに加え、栄養学を通じて、うつと食の関係や実際の食生活に役立てる方法等も学びます。復職を目指す方、再休職せずに働き続けたい方は、ぜひご参加ください。
4つのコンセプトからなるプログラム
当院のリワークデイケアでは再休職を防ぎながら働き続けるために、4つのコンセプトを基にさまざまなプログラムを実施しています。4つのコンセプトとは「就労に耐えうる体力の回復・維持」、「柔軟な思考の習得」、「業務遂行のための基本的能力の回復・向上」、そして栄養学を通じて学ぶ「体の中から整える食の知識の習得と生活の中での実践」です。
栄養学とは？ うつと栄養の関係が明らかに
近年、国内外の研究成果から、うつと栄養の関係が明らかになってきています。当リワークデイケアでは栄養学を通じてそれらの知見を紹介すると共に、実際の食生活に役立てる方法を学んでいきます。ファーストステップとしてまずは体内時計を食事から整える方法について学び、最終的には不足してしまうとうつ病に対して良くないとされる栄養素を不足させないための食生活について学びます。
今月の栄養学は「鉄不足とうつの関係」＜プログラムの一例＞
鉄は体内でセロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンの合成や代謝に関わる物質で、不足すると疲れやすくなる、集中力や興味関心が低下する、イライラしやすくなるなどの症状が出ることが知られています。それらがうつ病の症状とも合致することから、鉄の不足がうつ病にかかるリスクを上昇させたり、症状を悪化させる可能性が指摘されています。栄養学の前半ではこのような鉄の体内での意義や充分に摂るための食べ方を学びました。
後半は、前半で得た知識を元に、各自に「鉄を豊富に摂れるピザ」の商品開発を行ってもらいました。その後、各自が考えたピザの人気投票を行い、1位となったピザは翌週の調理プログラムで実際に調理をし、試食をしました。
このように栄養学では、学んだ知識を活かして、実際に日々の食生活に反映できる成果物を作成します。それを評価する一連の流れの中で「知識だけではない、実際に生活で使える技術」として修得することを目指して、毎月行っております。
働くために必要な気力を支えるベースは体力ですが、体力を維持・向上させるためにも食事は必要不可欠です。是非、食事の重要性を意識し、日々の食事を選択していきましょう。
復職したい方・健康的に働き続けたい方は是非ご参加ください
説明会は以下の日程で開催いたします。実際にリワークデイケアを実施している会場にて、プログラムの概要や利用までの流れのご説明に加え、質問・相談をお受けする時間も設けております。みなさまのご参加をお待ちしています。
・11月22日（金）16時～ ※所要時間は30分程度となります。
⚫︎説明会に参加をご希望の方は、お電話（03-5946-8585）にてお申し込みください。
⚫︎当日は市ヶ谷ひもろぎクリニック2階にお越しいただき、受付にて説明会参加の旨をお伝えください。
