長嶋一茂さんがパニック障害を患っている件で、TV番組で専門医として渡部医師がパニック障害の説明をさせていただきました

7月18日(木)、市ヶ谷ひもろぎクリニックの渡部芳徳医師が撮影に協力したフジテレビ系TV『直撃!シンソウ坂上SP』が放映されました。番組では、長嶋一茂さんを特集。長嶋さんは30歳のときにパニック障害に襲われ、長年戦い続けていたことを告白。渡部医師は、パニック障害という病気について解説させていただきました。

パニック障害を分かりやすく解説

当クリニックの渡部医師が撮影に協力しましたフジテレビ系TV『直撃!シンソウ坂上SP【長嶋一茂が語った!知られざる父との関係…亡き母との絆】』が7月18日(木)に放映されました。

今回の放送は、長嶋一茂さんを特集したスペシャル版でした。実は長嶋さんは、プロ野球選手を引退する直前の30歳でパニック障害を発症し、いまでも向き合い続けています。長嶋さんを苦しめたパニック障害とはいったいどういった病なのか、どんな症状が出るのか、どんなきっかけで発作が起きるのか、どんな人がかかりやすいのかといったことについて、パニック障害の患者さまを長年診てきた精神科医として、できるだけ分かりやすく解説させていただきました。

パニック障害のかかりやすい人

パニック障害を発症する年齢は20歳代が最も多く、次に30歳代であることが世界的な調査からも明らかになっています。まじめで争いを好まない、優しい心の持ち主ほどパニック障害にかかりやすいともいわれており、几帳面でなんでも完全にやりとげないと気がすまない、いわば優等生タイプがかかりやすいというデータもあります。他にも次のような人はかかりやすいと報告されています。

【報告されている、パニック障害にかかりやすい人】
・生活上のストレスがたまっている人
・幼児期につらい体験(精神的外傷=トラウマ)のある人
・呼吸器、循環器、内分泌などに疾患のある人
・家族にパニック障害の患者がいる人
・強迫性障害、社会恐怖、全般性不安障害、うつ病にかかっている人
・アルコールや薬物、カフェイン、ニコチン依存症の人

パニック障害はきちんと治療すれば必ず改善します。少しでもお心当たりのある方は、受診されることをおすすめします。まずはご相談ください。