市ヶ谷ひもろぎクリニックでは、2020年2月29日（土）16時から、リワークデイケアの説明会を開催いたします。リワークデイケアでは、4つのコンセプトを元にプログラムを組んでおり、なかでも、復職するために必要な【基本的に業務遂行能力の向上】を目的としたプログラムである「オフィスワーク」に最も多くの時間をとっています。
再燃・再発を予防し、復職したい方、就労したい方、まずは説明会にご参加ください。
プログラムとしてのオフィスワークとは？
市ヶ谷ひもろぎクリニックのリワークデイケアでは、再燃・再発予防を念頭に置いた4つのコンセプト＜思考・体力・基本能力・食＞を基に、プログラムを組んでいます。基本能力とは、復職するために必要な【基本的な業務遂行能力の向上】を意味しており、これを目的としたプログラムが、オフィスワークです。プログラムの中で最もコマ数が多く、基本的に個人で課題に取り組みます。このプログラムでは、集中力・正確さ・作業速度・作業耐性といった、一般的に必要とされる様々な業務遂行能力に加え、問題解決能力や論理的思考なども、課題を通じて回復・向上を目指します。
どのような課題に取り組むか
オフィスワークの課題は、幾つかの段階に分けて設定されています。まず初めの段階では、作業性を意識した「クラフト製作」を行います。集中の持続具合や手順書を読み解く読解力、理解した通りに作業を行う操作性の確認など、作業の過程を通した現状確認が主な目的となります。「集中しすぎて休憩を取らずに作業したので、疲れてしまった」「わからないところがあったけれど誰にも聞けず、自己判断で進めてしまった」など、働き方の癖が反映されることも多くあります。
クラフト課題で明らかになった現状や働き方の癖を元に、次の段階である「デスクワーク」に進みます。作業耐性は文字抹消課題で、操作性や正確性は電卓課題で、思考力はパズルで、理解力は要約でなど、複数の課題を組み合わせて取り組んでいきます。
更に段階が進んでいくと、復職に向けたプラン作りや、再発予防策の作成を行います。これらはベースとなる資料を元に、他のプログラムを通じて学んだことや読書などで得た知識なども活用し、基本的にはPCで資料作成を行っていきます。一人で完成させるのではなく、担当スタッフとの見直しを重ねたり、月に1度開催されているキャリア相談を活用したりしながら、主観的な納得度を高めるだけではなく、客観的に見ても実行可能で現実的なものへと作り上げていきます。
自発的に相談できる能力も働くうえでは必要
これらの段階は、復職期限までの日数や利用頻度、回復具合などを踏まえて、担当スタッフと相談しながら進めていきます。オフィスワークの時間には、先ほど挙げた再発予防策などの見直しのほか、今後の利用計画に関することや復職に関する不安や悩みの相談、生活リズムや症状の確認の面談なども併せて行っています。何か困ったことや悩みがあった時に、一人で抱え込まず自分から発信することも、復職する上で必要な能力の一つと言えます。担当スタッフから定期的な面談のお声かけは行いますが、「自発的に相談をする」ことの練習の場としても、ご活用下さい。
復職したい方・健康的に働き続けたい方は是非ご参加ください
説明会は以下の日程で開催いたします。実際にリワークデイケアを実施している会場にて、プログラムの概要や利用までの流れのご説明に加え、質問・相談をお受けする時間も設けております。みなさまのご参加をお待ちしています。
・2月29日（土）16時～
※所要時間は30分程度となります。
●説明会に参加をご希望の方は、お電話（03-5946-8585）にてお申込みください。
●当日は、市ヶ谷ひもろぎクリニック2階受付までお越しください。
