渡部芳徳医師と井上猛教授(東京医科大学)の共著論文が医学雑誌に掲載されました

長年続けている臨床治験における知識と経験をもとに、東京医科大学精神医学分野教授・井上猛先生と共著論文を執筆。この度、医学雑誌『月刊精神科』に掲載されました。

東京医科大学・井上猛教授との共著論文を発表

市ヶ谷ひもろぎクリニック渡部芳徳医師と、東京医科大学精神医学分野・東京医科大学病院メンタルヘルス科の主任教授・井上猛先生との日本語共著論文「プラセボ反応を最小化するには―医師の立場からの提案―」が『月刊精神科』第35巻第1号(2019年7月28日発行)に掲載されました。

臨床試験の精度を高めてプラセボ反応性を軽減するには

一般的に抗うつ薬の臨床試験ではプラセボ反応性が高く、プラセボに対する抗うつ薬の優越性を示すことが難しいとされています。当クリニックでは長年、さまざまな臨床治験に参加し、日々研究をつづけています。その知識と経験をもとに、ではなぜ精神領域における試験ではプラセボ反応率が高いのか、では抗うつ薬の臨床試験の精度を高め、プラセボ反応性を軽減するためにはどうすればよいのかを考察し、今回、共著による日本語論文という形で発表するに至りました。