昨日診療終了後に、パニック障害の診断と治療法また症状などについて聞かせてほしいという事で、テレビの電話取材をお受けさせていただきました。慎重に治療して行くことが必要ですから、動悸や発作などでお困りの方は速やかにご相談ください。
パニック障害の診断と治療法!
パニック障害は、発作などの症状が出たら、その原因となる場面・要因などから遠ざけた生活を行う事が重要です。この生活に慣れた上で、それでも動悸や発作などが治らない場合にはパニック障害と診断した上で、薬物治療を行うのが通常です。また薬物治療は、その薬を飲んだからといって、すぐにおさまるものでもありません。3ヶ月ほど時間をかけて薬の効き目を見て行く必要があります。
どんな症状が出るのか?
以下から4つの症状が出た場合、それはパニック障害の可能性があります。思い当たる時は、ご相談ください。早期の治療が必要です。
- 動悸、心悸亢進、または心拍数の増加
- 発汗
- 身震いまたは震え
- 息切れ感または息苦しさ
- 窒息感
- 胸痛または胸部の不快感
- 嘔気まはた腹部の不快感
- めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、まはた気が遠くなる感じ
- 寒気または熱感
- 異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)
- 現実感消失(現実でない感じ)または離人感(自分自身から離脱している)
- 抑制力を失うまたは”どうかなってしまう”ことに対する恐怖
- 死ぬことに対する恐怖
理事長・医師 渡部芳徳