LAI(持効性注射剤)講演会

学術講演会「LAI(持効性注射剤)の切り替えについて」が開催されました

6月3日、製薬会社主催の学術講演会が当院で開催された。座長を市ヶ谷ひもろぎクリニック理事長 渡部芳德先生が務め、当院本郷医師による講演では実際にLAI(持効性注射剤)に切り替えた症例6例についての発表があり、うち5例は切り替えに成功していることが報告され、切り替えには3か月~半年間続けてみないと結果が見えてこない、また切り替えには、クリニックだけだなく入院設備の整った病院との連携が必要であるという考えを述べられた。

特別公演は岩手県盛岡市から上田均先生をお招きし、統合失調症のリカバリー達成に必要な条件は服薬の継続であるとしながらも、初発の方は服薬の継続が難しいことや、服薬中断と再入院のリスクについてや医師がLAI(持効性注射剤)切り替えをためらう理由など興味深い内容のご講演であった。途中で実際にLAI(持効性注射剤)に切り替えた患者様のインタビュー動画もご紹介いただき患者さんの生の声を聴く機会が得られた。