治療を始められない方へ
一緒に回復を目指しましょう
治療を始められない方へ
一緒に回復を目指しましょう
統合失調症は「不治の病」ではありません
統合失調症は
回復する病です
再発や悪化は、
自己判断による
服薬の中断が原因
統合失調症の治療は
日々進化しています
しかし、統合失調症の治療は日々進化しています。以前と比べて副作用の少ない薬も出ていますし、近年注目されている「LAI(持続性注射剤)」という経口薬以外の選択肢もあります。
また当クリニックでは、薬の量が多い「多剤併用」で治療中の患者さまの場合、薬の量を徐々に減らし、単剤での治療を目指します。実は、精神疾患が治りにくい原因の一つが、多剤併用にあることが分かっているのです。この「単剤による治療」は、当クリニックが目指し、実践している治療でもあります。
その他、薬物療法にデイケアやリワークを組み合わせることで、さらに回復が見込めます。
諦めてしまった方はもう一度!治療がまだの方はまず一歩を!
「病棟への強制入院?!大量の飲み薬?!」
…といったよくないイメージや長期に渡る治療が障害となり、再発や悪化を繰り返しつつも治療を諦めてしまった方や、まだ治療を受けていない人が大勢いるといわれています。
統合失調症は正しい治療で回復する病です。どのような治療法があるのか、どのような薬物療法があるのか、医師が丁寧に説明します。まずは当クリニックにご連絡ください。
統合失調症とは
症状は二つに分けられます
【陽性症状】
陽性症状とは、統合失調症の代表的な症状である幻覚と妄想を指します。統合失調症に現れる幻覚と妄想には、他人が自分に対して悪い働きかけをする、不安や恐怖を引き起こすといった特徴があります。幻覚や妄想により、ぶつぶつと独り言を言っていたり、一人でにやにや笑っているといったことも見られます。
【陰性症状】
幻覚や妄想といった表に出る症状の「陽性症状」に対して、意欲の減退や社会的ひきこもりといった内にこもるような症状を「陰性症状」といいます。主に、著しい無気力、うつ症状、自閉といった「意欲の障害」と、表現が乏しい、適切な感情がわきにくい、他人の感情や表情が理解できないといった「感情の障害」があります。
自分では気づかない
統合失調症の患者さまの多くは、妄想や幻覚が病気によって起こっている症状であることを認識できず、自分は病気ではない、自分は正常であると思い込んでいます。これも、「病識の障害」と言われる、統合失調症の典型的な症状のひとつです。
根本的な原因は不明
統合失調症の根本的な原因は不明ですが、発症には、素因と環境の両方が関係していることが分かっています。つまり、統合失調症になりやすい要素を持った人が、ストレスや人生の転機といった環境の影響を受けたことにより、発症するのではないかと考えられているのです。
統合失調症の治療法
幻覚や妄想が強い時期には、薬物療法をきちんと行うことが不可欠です。
統合失調症の治療に用いられる主な薬物は、抗精神病薬です。以前は経口剤が中心でしたが、1日に何度も飲むのが大変、飲み忘れてしまうといった問題から、月に1~2回打つだけでよいLAI(持続性注射剤)が注目されています。
統合失調症は再発や症状の悪化を繰り返すことの多い疾患ですが、その原因のひとつが自己判断による服薬の中断です。「いまの薬をやめたい」「副作用がつらい」などの悩みがある場合は、自己判断をせず、必ず医師に相談しましょう。
他の病院を紹介します
医療の進歩により、以前に比べて外来でできる治療が増えています。とはいえ、幻覚や妄想によって通常の日常生活をおくることが困難である、病識の障害により服薬や静養など治療に必要な最低限の約束を守れないといった患者さまには、入院治療をおすすめする場合があります。必要に応じて、入院施設のある連携病院を紹介いたします。
また、退院後のLAI治療の継続をご希望される方の受け入れもしております。
薬物療法が症状を改善する治療であるのに対し、
市ヶ谷ひもろぎクリニックでは、
…ためのお助けシステム
統合失調症の患者さまに多いのが、日々の服薬時間や次回来院の日時を忘れてしまうことです。当クリニックには、これらのうっかり忘れを防止するためのお助けシステムがあります。ぜひご活用ください