Pharmacy Skill Up Seminar第2回が開催されました

2018年3月15日、東京女子医科大学神経精神科の高橋一志先生をお招きしてPharmacy Skill Up Seminar第2回が開催されました。

「ストレスと免疫反応〜うつ・不安との関わり〜」【演者】講師 高橋一志先生

各種身体疾患のうつ病の合併率が紹介され、乳がんの予後が良くなった現在では精神科の治療を希望する患者様も増えていることがあげられ、今後の精神科医が関わるべき新しい領域ではないかとお話しされました。ストレスに対する生体反応としてうつが発症することは周知されていますが、アレルギーとうつの関係や免疫とうつの関係など多くの仮説があることも興味深い内容でした。インターフェロン投与中のうつの発生頻度は高く、高橋先生が患者様を自殺で失ったご経験から、免疫とうつの関係を探求され、留学先でも研究を行われました。もっと早く上手にSSRIを使用していればという思いを持たれており、インターフェロン投与前には精神科医が関わるべきだというお考えもお話下さいました。